命のバトン

秋の澄み切った空に浮かんだ雲

龍が遊んでいるようにも見えました。

11年前に作った漢詩を作品に仕上げて

軸の完成を待っている間に、この詩の

主人公・父が静かに旅立ち・・見せることは

叶いませんでした。

(表現する技術が足りていない、でも

満足な完成なんて一生ない・・)

自分のこのグズなところが嫌いです。

若い頃の父が生きた時代は貧しくて

早くから親・兄弟を支えるために大工の

道に入りました。

私が覚えている子供の頃の父は

いつも頭に木屑をつけ道具袋を抱えて

帰ってきて

『カッコ悪いお父さん』でした。

今は子供の頃の自分にゲンコツをくれたい。

私がもし男だったらきっと大工でしたね。

父から受け継いだ命のバトン・・走者も

最終コーナーに近くなりましたが、最後まで

走りきろうと思います。